発想と人脈が命綱。最後まであきらめない、メーカーとお客様をつなぐラストワンマイルの物流とは
- 商品企画
- 商品物流
ラストワンマイルとは、お客様へ物を届ける物流の最後の接点のこと。
取引先からFC、そしてお客様へ。全国のお客様に直接商品をお届けできるラストワンマイルの物流網は、ヨシケイの大きな強み、それを支えるのが商品物流部の仕事です。
「取り扱う商品数は週平均800アイテム以上。トラブルのない日はほとんどありません」
そう語るのは、部長のKYさん。物流業務の面白さや経験から得たノウハウ、忘れられないエピソードについて話を聞きました。
PROFILE
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KYさん
商品物流部
部長2002年にヨシケイ開発に新卒入社。2年目から約8年間、物流業務に携わる。その後、商品課を経て商品物流部の部長に就任。休日は2人のお子さんの部活の送迎、キャンプや川遊びで家族の時間を過ごす。
目次
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好きなことを仕事に
ヨシケイに入社を決めた理由を教えてください。
もともと料理が好きで、子どもの頃は両親が共働きのため、自分で食事を作っていたこともあったんですよ。学生時代はアルバイトでファミレスの調理場を担当していました。
「食」に関わる仕事に就きたいと思っていたところ、大学からヨシケイを紹介されて入社を決めました。 -
取引先と物流会社、全国のFCの橋渡し役
現在の業務内容について、具体的にどんな仕事をしていますか?
商品の仕入れと物流の管理をしています。商品課で仕入れを行った商品を、取引先から物流会社を経て、全国に広がるFC65拠点に納品するまで、一連の流れを物流課でコントロールしています。
お客様に夕食材料をお届けするために、必要な物を必要な数だけ、期日通りにFCに届けることが私たちのミッションです。正直、トラブルのない日はほとんどありません。週に800アイテム以上を動かしていると、いろいろなことが起きます。
ましてや昨今の異常気象の中で、物流トラブルは必ず起きるもの。雪が降っても、道が塞がれても、FCさんにきちんと物を届けるために、水面下で日々奮闘しています。
部下にもよく言っていますが、最後まで あきらめるなと。どうにか手立てを考えて、何がなんでも届ける。それが私たちの仕事だと思っているし、その責任感は誰よりも強いと思っています。 -
物流を理解することで提案の質がアップ
自身の成長を感じるのはどんなときですか?
新しい企画を提案するとき、提案のレベルが上がっていることに成長を感じます。
物流をやっていたおかげで、お客様に商品を届けるまでのノウハウや知識が身につき、それが糧となっています。物流を理解できているかどうかで、企画を具現化するまでのスピードも変わってきます。 -
東北地方への供給網がストップした東日本大震災
印象的だった経験を教えてください。
東日本大震災で東北地方への供給網がストップしたときのこと。取引先から物流会社への物流網も大混乱となりました。私が経験した中で一番大きい自然災害でした。
ドライバーやトラックの手配、運ぶルートを探索し、数日後には何とか運べる手段が見えてきて、物資供給手段の復興の速さを目の当たりにしました。日本の国力ってすごいんだなってあらためて感じましたね。
このとき、取引先の食品工場も被災してしまって、他の工場で同じ商品を作る段取りを組みました。その経験が今も生きています。取引先が約300社あるのですが、各メーカーの特徴を把握して、日頃から信頼関係を築いておくことが、こういうときに生きてくるのだと実感しました。 -
発想と人脈を駆使してトラブルを解決
やりがいを感じるのはどんなときですか?
誰もがあきらめてしまうトラブルを解決できたときです。
鳥取のFCへ納品した商品に不備があって、翌朝7時までに再配送してほしいと一報が入りました。たしか14時頃だったと思います。
その商品を製造しているメーカーは青森にしかなく…。青森から鳥取まで距離にして1,100km、車で15時間以上もかかる道のりを、翌朝7時までに届けるにはどうしたらいいか、メンバーは途方に暮れていました。どのようにして解決したんですか?
発想と人脈を使いました。
富士市にあるヨシケイ開発の直営店、ヨシケイ東部でも同じ商品を扱っていたので、東部のスタッフに頼んで、富士から鳥取まで赤帽にて納品し、同時進行で、青森から富士に商品を届けてもらい、なんとか事なきを得ました。 -
ラストワンマイルの物流
KYさんが思うヨシケイの強みとは何ですか?
各ご家庭にヨシケイのスタッフが届けられる「ラストワンマイル」が可能なことです。2024年問題もありますが、日本全国に張り巡らせた自社の配達網を活用し、ラストワンマイルを維持している企業は希少です。
将来挑戦したいことや目標を教えてください
商品課としては、やはり売上を拡大することが目標です。そのためには、新規顧客に刺さる企画を打ち出しつつ、既存顧客の継続率を上げていく施策が求められます。
物流課としては、業務の効率化により、サービスの品質の高さと物流コストの低減の両立を図ることが目標です。
新たに挑戦したいことはヨシケイ開発の直営であるカット野菜工場のプライム野菜工房を活用しプライム野菜工房のカット野菜を使用した商品開発や、生産者を限定した野菜を使い安心安全でお客様に喜ばれる商品を各家庭に届けていきたいと考えます。
1日のスケジュール
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07:30
出社(道路状況確認・準備)
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08:45
始業
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09:00
取引先対応・出荷依頼・物流手配業務
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12:00
昼食
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13:00
見積書作成
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12:00
昼食
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13:00
物流手配業務
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17:00
翌日の天候、道路状況の確認等
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17:45
退社